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大工のひとりごと

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2012年 02月 21日

受け継がれる職人の技

ちょっと前の話になりますが、
建築において、「やってはいけないこと」 なんどかお話してきましたが、
板材には、必ず木表、木裏が出来てしまいます。
大工は、床材に木裏材を使用することは、「ダメ」と教わってきました。

ある日、現場に建具屋さんが、コタツのやぐらを搬入して、いきなりの話。
   「やぐら、材の使い方まちがってはいけないんだ」と。。

赤い矢印側が、木表になっています。
この材柾目使いなのでさほど影響はないものですが、やはり職人です。受け継がれているんですね。



受け継がれる職人の技_c0228241_05623.jpg


by sumi-ka2008 | 2012-02-21 23:59 | 職人技 | Comments(2)
Commented by rain310 at 2012-02-22 22:11
敷居、鴨居を反りの変形が起きないように留めつけないと
建具の開閉に支障が起きてしまうんですよね…
当時は木材が変形することさえ知らなかった…f^^;
Commented by sumi-ka2008 at 2012-02-22 23:10
rain310さん、 材料は生きているですね。

今回材の使い方について、コタツのやぐらなど、人のさわる部分に木裏材は危険が伴うと言うものです。
木裏、木表については、近々模型を作ってわかりやすく投稿いたします。
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