大工のひとりごと

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2013年 01月 27日

棟木

本日、日曜日には立川に現地調査でお伺いいたしました。
8年ほど前に棟梁としてたずさわったお家です。
泉幸甫建築研究所さん設計の仕事で、
今回泉先生からの依頼です。
この家のとてもすごい部分を紹介
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この写真は、2階屋根の棟木です。
なんとズ~ッと伸びた棟木のしたには支える柱がございません!
全長さ8mほどの棟木まん中で台持ち継ぎで接合しています。
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柱は、この一本です。
家の動きを止める梁材が一本も入ってなく、棟木を保ち上げているんです。
どのような力が、どうなって、どう作用しているのか想像して見てくださいね。
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棟木が下がる事なく、桁が押される事なく
当時のままその存在を保持していました。
   とても嬉しい光景でした。
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by sumi-ka2008 | 2013-01-27 20:22 | リフォーム | Comments(2)
Commented by rain310 at 2013-01-28 22:41
木の接合施工は技術力が高く評価されるのでは
ないでしょうか? 構造力学もちゃんと勉強しとけば良かった…。
構造材の組み合わせってすごく難しいのですか?
Commented by sumi-ka2008 at 2013-01-28 23:59
rainさん、材の接合継ぎ手は、技術が必要、、確かにそうです。
継ぎ手がなければ、ないほうが良いのですがね。
この家の棟木も、5m材の2本継ぎです。

そして、この棟木の注目するところは、rainさんのおっしゃるとおり
「力学」ですね。  
押す、引く、ねじるなどすべての様相で成り立っています。
直径400mmほどもある太鼓梁の棟木が柱の支えなく役を全うするには、手刻み時にmmの違いも許されません。
  な~んて言ってますが。。ハハハッ






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