大工のひとりごと

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2015年 10月 12日

鋸目立て

三連休の最終日、わが町の国道、夕方には大渋滞となっていました。
そんな今日、大工育成塾の熟生は作業場に来ました。
今月の末には、卒業制作となります手刻みの練習をするためです。
この卒業制作には、豊橋市のお客様の実物の家を墨付け、刻み、建て方
(東京、名古屋、大阪、九州)4校塾生徒で7日間かけて手刻みをし3日間で建てます。
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彼の担当する部位は、胴差し金輪継、柱4本、束4本、隅木が掛かる母屋一本だそうです。
今日刻んだ物を確認すると、え、、とおどろくほどに鋸目がくいこんでおりました。
どう見てもこの状況は見逃せませんで、両刃鋸の確認してみましたところ、鋸に異常あり
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縦引きで鋸目がだんだんと意図しない方向へ曲がってしまいます。(120角材を表から鋸引きした裏面)です。
このまま刻むと大変な結果となってしまいます為、目立てして鋸刃の調整しました。
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本来3年近く大工見習をすれば自分で鋸の目立てが出来なくてはいけませんが、
最近のように使い捨て鋸が支流では、仕方ないことなんでしょうかね。
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目立て後に塾生が鋸引きした鋸目です(120角材を表から鋸引きした裏側の鋸目)です。
きっちりと目立てしますと、誰が鋸引きしても真っすぐに割くことができます。
私がいつも言います事なのですが、
大工として一番難しい事は、道具の仕込みなんです。道具の仕込みができなければ、綺麗な仕事はできませんからね。

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by sumi-ka2008 | 2015-10-12 18:37 | 塾生&カレッジ生 | Comments(0)


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