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大工のひとりごと

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2017年 06月 11日

鉋を使用しない大工の訳

今日の日曜日は神奈川土建、県下いっせいに住宅デーが開催されました。
相模原支部津久井分会では、フレサタカラヤ相模湖店で今年もおこなわれました。
住まいの相談会、包丁砥、まな板削りなど組合員スタッフ14名で対応いたしました。
包丁砥51丁、まな板削り15枚、チャリティー募金7379円社会福祉に寄付させていただきます。
ご協力ありがとうございました。
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大工さんが持ってきた鉋ですが、昨年の住宅デーで使用して以来だそうです。
この一年鉋を使う仕事は無かったという意味です。
現在の家造りには鉋を使わなくても仕上がるという事になるわけですね。
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今日はみんなでかわるがわる鉋かけをたのしんでいました。
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現在、鉋を使用しなくなった理由について少し書いてみましょう。
興味のある方はつずきに進んでください。




鉋を使用しなくても家が出来上がる理由として、建材なるものが支流になったことでしょう。
初期の目的として、無垢材使用で原木がなくなってしまうと言う訳で、原木の保護でした。
突板として使用すると無垢材の何倍もの製品になるわけです。(突板と言うのは鉋くずほど薄く
スライスした物をべニア板に貼り付けて材に見せる製品)
材に見えても紙より薄い突板は、削ることはできません。
現在では、この突板でもないプリント合板が支流となっています。
プリント合板と言う物は、段ボールに写真プリントして材木に似せているものです。
一般に窓枠、建具など内部使用、皆さん木製と思っている材、もしかして紙でできているかもです。
では、どうして紙なのと思いでしようが、前に書いたように、資源保護もありますが、
じつは、建て主側にも原因は有るわけです。
(何千万という大金をつぎ込んで建てたお家)の材隙間、ネジレなどのクレームにもあるわけです。
ちょっとした隙間も見逃さないお客様のクレームなどで、隙間のできない紙を使うようになっていったわけです。
紙は鉋で削れません。そんな訳で現在の大工さんは、鉋使わないのです。
ただ、紙の家は寿命も短命であります。
書くと長くなりますので、気の向いたときに、もっと詳しく書くことにします。



by sumi-ka2008 | 2017-06-11 19:48 | 土建 | Comments(0)


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