1 2010年 01月 03日
あけましておめでとうございます 大工の目線で! もう24年も前に、平塚の家で、大工の棟梁としてたずさわった家のことです。 昨年、改装工事を、させていただきました。 今も 色褪せることなく、その地に、堂々と存在感を、アピールしていました。。 この家、なんと、間口が10間もある(約18m) 端から、端まで1本通しで、はいっている化粧桁の長さは、22mもある。(米松一等材) そして、未だに忘れることのできない、職人たちの会話がある。 それは、この桁の話! (この桁、どこで、つないであるんだろう)と、言うことになった。 そこで私(1本物だよ)職人たち(いゃ~この長さ、運べないよ)。 (イャ~どこかで、つないであるはず) など!など! しかし、誰も、つなぎ箇所のわかった人は、いなかった! もちろん、つなぎ箇所はある。室内からは、つなぎ加工が、 見えないように、継ぎ手加工がしてある。 それと、大工の一手間かけた、それによるものです。 大工による、手刻みの場合、まず最初に、材木の適材、適所の、 木くばり、から始まるのです。(これは大変な作業なのです) なぜ!と言うならば、木は、1本1本みんな、質が異なるのです。その家で使う山と積まれた材木を、どこへ、どう使うか全部木くばり しなければ、いけないのです。 これを、怠ると、良い家には、ならないのです。 これによって、継ぎ手加工だけでなく、材木の、木肌、色、木目 木質を、一本物に見えるように、木くばり、をしたことが、結果をもたらしています。 なを、この家、金物接合ではなく、木くさび 木大栓、等にて、 接合されています。今なを、狂いもなく当時のままです。 手刻みを、残していきたい、大工の一人として、改めて、手刻みの良さを感じたのです。 なを!この室内から、見えない継ぎ手は、 住宅建築1990年 8号に記載されている。 GEN ▲
by sumi-ka2008
| 2010-01-03 13:21
| リフォーム
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