2014年 10月 28日
解体の現場、古民家となると興味深い事がいろいろ出現してくる。 ![]() この古民家の柱及び造作材が、現在ではほぼ入手不可能な日本栂(つが又はとが)材で 作られています。 90年前でも希少価値の材だったとおもいます。 日本栂材は、とても成長が遅い為に、とても年輪が細かいそうです。 そのため長押、建具など見栄えのする場所に使用されたそうです。
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by sumi-ka2008
| 2014-10-28 22:04
| 大きなサクラの木のある家
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2014年 10月 27日
解体の現場まだ名前ありませんが、手壊し現場と言うことで、 この家、関東大震災被害で建て替えたと聞いています。 関東大震災、大正12年ですからその後となります。 解体始まって観察すると私の想像と幾分違った刻みが見えてきました。 今日は、その一つを。。 ![]() この画像は、大黒柱四方差しの部分です。 穴のあいてる部位の差し鴨居は、りホーム時に外されています。 まる栓が打ち込まれていた跡が見えますが、その上のボルトなんです。 この時代の木組みの刻みだと、込み栓、シャチ栓、鼻栓が基本ですが、 なんと。この時代にボルト使用です。 なんと進んだ考えの棟梁だったのでしょうね。 もしや。。りホーム時に補強した物かとも考えたのですが、ボルトの種類と 小屋裏にも、同じボルトが使用されていました。 当時のボルトでしょう。 ![]() 小屋裏のボルトは、又の機会に投稿いたします。 ▲
by sumi-ka2008
| 2014-10-27 22:27
| 大きなサクラの木のある家
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2014年 10月 26日
お勉強が出来ます。 約一世紀ほど前の大工さんの仕事です。 当時にボンドと言う接着剤は存在しません。 接着剤は、ごはんを練って付けたとおもいます。 そんな時代の仕事ですから、材料の巾剥ぎには、このような仕事になります ![]() ![]() ![]() 吸い付き桟&シャチ締めと命名しましょうね。 吸い付き桟を付ける意味は、板材の反り止めです。 その吸い付き桟を利用して、シャチ材を二枚たたき込んで 接ぎ合わせ部分に圧をかけています。このシャチで二枚の 板を接ぎ合わせています。 材の厚みもそろっていない材の巾剥ぎしごと、1800mm長さに3カ所の 吸い付き桟、何日で加工できたのでしょうね。 ▲
by sumi-ka2008
| 2014-10-26 22:11
| 大きなサクラの木のある家
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2014年 10月 24日
今、解体中の現場! 築90年ほどになる古民家と言える建物です。 このような建物に携わる機会は、よほどの幸運といえます。 昔の大工さんが、どんな気持ちで、どれほどの達人だったのだろうと 想像するだけでなく、実際に目にする事ができるわけですから そして、この解体の事をしり(ぜひ)手伝いと参加した大工さんもいます。 仕事のできる方は、こんなチャンスは、って思うものなんです。 ![]() この現場いろんな条件で手壊しを行う事になりましたが、今日では、 ほとんど重機による解体ですね、 でも、このような古民家は手作業で、観察しながら解体したいですね。 解体に参加したい方は、まだまにあいます。 ![]() ![]() この解体、大工の目線で、終了まで日々投稿していきます。 ▲
by sumi-ka2008
| 2014-10-24 22:02
| 大きなサクラの木のある家
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2014年 10月 22日
今日の午前中はお風呂場の手摺り取り付けに 介護用の既製品ですと、ステンレス、プラなどが有りますが、 味気ない物は、、、と相成りまして木製で取り付けて来ました。 材質は、米ひば31.5mm八画仕上げです。 介護用となると、この手摺りを必要とする方が一番必要な箇所に 取り付けなければいけません。 90才を過ぎたお母様、認知症など縁もなく私の質問にしっかりと 受け答えして、お風呂に入る、出るの動作をやって下さいました。 ここにこんな具合に、ここは必要ないと。。 取り付けが終了すると、ありがとうって。。 いつまでもいつまでも、永く使ってくださいね。(^^)
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by sumi-ka2008
| 2014-10-22 22:34
| 仕事
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2014年 10月 20日
敷地の北側に大小15本ほどの植木伐採終了! 明日から本格的に建物の解体工事となります。 関東震災後建築された平屋の建物です。 後に増築されていますが、基本的に90年位前の建物です。
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by sumi-ka2008
| 2014-10-20 12:47
| 大きなサクラの木のある家
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2014年 10月 15日
古民家解体工事始まります。 昨日より外回りの植木伐採ですが、今日は雨降りとなってしまいました。 今が食べ頃の柿伐採中! 沢山実を付けている冬柿は今少しで美味しくなりそうです。 最後に伐採いたします。 古民家の解体は、大工による手壊しとします。 このような古民家の解体工事そう沢山経験する事もないでしよう。
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by sumi-ka2008
| 2014-10-15 12:42
| 大きなサクラの木のある家
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2014年 10月 11日
2014年 10月 09日
今日の午前中には、解体際がございました。 解体際と言うかは定かでありませんが、解体前の祭事です。 家の繁栄を長きに守って来た神様を新築竣工するまで一時里帰りしていただくと言うと解り良いですね。 午後の作業場に搬入された材です。 巾700mmx厚80mmx長さ2300mmの樫です。 建築材としての用途としては、無いと思います。 用途が無いと言う事は、一般的に流通していない材と言うことです。 ![]() ほしいと思っても、すぐに入手出来るものではない材ですね。 これは、市場で住み家用にさがして来た材だそうです。 ![]() 主な用途、込み栓、これでコミセンの心配ございませ~ん ![]() ▲
by sumi-ka2008
| 2014-10-09 22:18
| 材料
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2014年 10月 08日
昨日搬入された材料の整理のため今日は、作業場 3屯車一台分の材料の中に、いつも住み家で使用する百年生 今回は、檜材ではなく、杉の柱材です。 市場に長い間預けておいた柱材のため十分に乾燥しています。 ![]() この材は、柱材となる125mmx125mmx3400mm背割れなしです。 背割れなしですが、ひび割れがほとんど見あたりません 使用時には、120mm角での使用となるため良い仕上がりになるでしよう。 そして、今日は乾燥室作りの基礎工事始めました。 仕事の合間に進めますが、いつ仕上がるか楽しみです。 基礎工事も大工仕様 ![]() ![]() ▲
by sumi-ka2008
| 2014-10-08 21:19
| 材料
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